一区切りついたはずのあとに、余白だけが残っている。何かをする動きは終わっているが、空いた感じがそのまま続いている。
やり残しがあるわけではない。次に進めない流れでもない。ただ、動きが止まったあとに、間だけが残っている。
別のことに取りかかっている間は、意識に触れない。けれど、手が止まると、その空いた部分に触れる。何かが起きるわけでもなく、そのまま置かれている。
終わりとしては成立している。始まりに戻る流れでもない。それでも、何も入っていない位置が、そのまま残る。
埋まることも、使われることもなく、余白としての状態が、暮らしの中に続いている。
その余白は、特に扱われることもなく、一区切りついた位置の近くで、しばらく残り続けることも多い。
