途中まで進めていた作業を、いったん止める場面がある。電話や呼びかけ、別の用事で、その場を離れる。
止めた瞬間は、少しだけ区切りがついた感じも残る。続きはすぐできそうなまま、手を離している。
時間が少し経って戻ると、最初にあった勢いは残っていない。どこから再開するかを、もう一度確かめる必要が出てくる。
作業そのものは難しくない。ただ、再び手を伸ばすまでに、間が一つ挟まる。
一度止まった流れは、元の速さでは戻らない。再開までの間に、別のことが入り込みやすくなる。
そのまま作業は残り、終わったとも途中とも言い切れない。手を止めた場所だけが、残っている。

家事が進まないのはなぜ?終わらない感覚を生む10の構造
家事をしているのに、一日の終わりに「思ったより進んでいない」と感じることがある。洗濯も料理も片付けも手を動かしている。何もしていないわけでは...